ラルゴまたはオンブラ・マイ・フ(Ombra mai fu)は、ヘンデル作曲のオペラ「セルセ」(Serse,Xerxes)第1幕冒頭のアリアです。
ペルシャ王セルセ(クセルクセス1世)によって歌われ、詩はプラタナスの木陰への愛を歌ったもの。
下降と上昇を組み合わせた伸びやかな旋律線を持ち、弾いた後はなんとも穏やかな気分になれました。
==========================
[原詩(イタリア語)]
Ombra mai fu
di vegetabile,
cara ed amabile,
soave piu
[日本語訳]
かつて、これほどまでに
愛しく、優しく、
心地の良い木々の陰はなかった
==========================